5級
このステージに至るには、いろいろな動機の人がいるのでしょうね。会社で必要になり、しょうがなくはじめなければならない人。OLさんや子育てから手の離れた奥様で何か自己啓発もかねて自分の能力開発の一つとして。海外旅行をきっかけとして、少しくらいはできるようになりた〜い、って人。
- この時点では当然ながら、どの程度になりたいのか、どのくらいの道のりなのか、殆ど分かりません。「日常会話くらいは出来るようになりたいわ」なんてのもよく聞く言葉です(日常会話って本当はとってもハイレベルなのですが…)。
- ものすごく難しいように感じて、はじめる前からやめてしまう(?)人。楽観的に近い将来、自分が外国人とぺらぺらとしゃべっている姿を想像してにんまりしてしまう人まで様々だと思います。
- 大体この頃のTOEICの平均スコアは400点内外から、せいぜい500点位でしょう。この頃は欧米人に普通にしゃべられたら殆ど何も分かりません。外国人に「日本語」で道を聞かれても、「No、No」と足早に立ち去ってしまいます。あるいは「そぉこぉお〜、ひぃだぁ〜りぃにぃ〜」と怪しげな日本語で答えてしまうかもしれません。もちろんテレビや映画はもっと分かりません。
- さて、どうはじめよう?と考えるべき時期です。私はこの時期にしっかりと、どうなりたいのか、なんでそうなりたいのか?とよ〜く考えてみるのが良いと思います。いずれは実務で使う必要があるという人は最低でも将来2級・1級あたりまでいく必要があります。それ以下では英語を使うことがとてもstressfulで疲れます。
- また、趣味としてのんびりお楽しみ感覚で4級あたりでうろうろと楽しめればいいの、という考えもありです。実際、そうやって長く続けている年配の人もたくさん知っていますが、楽しそうにしていらっしゃいます。そういう方はあくまでも趣味なので、自分のやりたいことをやりたい時期に自由にやるべきでしょう。いつ英会話学校に行っても、いつ語学留学してもOKです。ただ効果はたいして望めません。
- そして前述の1級・2級以上を目指す人はまず3年くらい先を見据えてプランを立ててみると良いでしょう。この後の記事を参考にしてください。うまくいけば3級の後半くらいまではいけると思います。
- そのころ私は:
- 学習のための本より、どうアプローチすべきか、あるいはどう学習するかををといた本を読みあさっていた
- とりあえず会社の英会話クラスに参加してただ笑っていた。女先生には嫌われたが、男先生と仲良くなり一緒にランチをよく食べたが全く英語も食事の味も分からなかった
- いろいろ上級者向けのやり方(映画・タイム)をちょっと試してみては全く分からず途方に暮れていた
- この辺りをしっかり考え終わったら、その辺りで既に4級の入り口だと思います。